妊娠中の限られた期間を記念に残す方法として、マタニティフォトやエコー写真、ベビーグッズの準備など、さまざまな選択肢があります。その中でも近年人気が高まっているのが「マタニティペイント」です。もともとはプロのアーティストが妊婦さんのお腹に絵を描くサービスとして始まりましたが、今ではセルフで楽しむ人も増えています。自宅で、家族やパートナーと一緒に描くマタニティペイントは、単なる記念撮影以上の価値があり、愛情を形に残すひとつの表現となっています。この記事では、マタニティペイントをセルフで行う魅力や方法、注意点まで、初心者でも安心してチャレンジできるよう丁寧に解説していきます。
マタニティペイントとは?セルフで描く魅力を知ろう
マタニティペイントとは、妊娠中の膨らんだお腹に絵を描くアートの一種で、別名「ベリーペイント」とも呼ばれています。安定期に入った妊婦さんの体に、赤ちゃんへのメッセージや希望、家族の思いを込めて、自由にデザインされたペイントを施すものです。アート作品として完成度の高いものから、親子で楽しめるカジュアルなものまでさまざまなスタイルがあり、特別な一日を演出するアイテムとして人気が高まっています。
セルフで行う場合は、画材やアイデアを自由に選べることに加え、自分たちのペースで時間をかけながら描ける点が魅力です。プロに依頼する場合と異なり、費用面での負担も軽く、アットホームな雰囲気の中で思い出を作ることができます。何よりも、「自分たちで作り上げた」という達成感があり、その時間そのものが家族の絆を深めるきっかけとなるでしょう。
セルフで行うマタニティペイントのメリットとは
セルフでのマタニティペイントには、いくつかの明確なメリットがあります。まず、費用面で非常に経済的である点が挙げられます。プロのアーティストに依頼すると、描画料や撮影費込みで1万円以上かかることが一般的ですが、セルフであれば画材を揃えても数千円以内で済むことがほとんどです。節約志向の方や、複数回描いて楽しみたい方には特におすすめです。
次に、スケジュールの自由さも大きな魅力です。予約の必要がなく、自分たちのタイミングで実施できるため、体調が良い日や、家族全員の都合が合う日を選んでゆったりと楽しめます。また、家族で協力して描く過程そのものが大切な記憶になり、上の子どもがいれば、手形を押したり一緒に描いたりと参加することもできます。こうした関わりが、赤ちゃんを迎える家族の一体感を生み出すのです。
さらに、セルフペイントは自由度の高さも魅力です。描くデザイン、使用する色、背景や衣装の演出まで、すべて自分たちで考えることができます。これにより、オリジナリティあふれるマタニティアートが完成し、見返したときに「自分たちらしさ」が感じられる素敵な作品になります。
必要な道具と選び方のポイント
セルフでマタニティペイントを行うには、いくつかの道具を事前に準備しておく必要があります。まず最も重要なのは、肌に優しい絵の具です。市販されているフェイスペイント用の水性絵の具やボディペイント専用のセットは、無香料・低刺激で作られており、敏感になりがちな妊婦さんの肌にも安心して使えます。特に赤ちゃんにも使えると表示された製品を選ぶと、より安全です。
筆は細いものから太めのものまで何本かあると描きやすく、細かい文字や模様を描く際には極細筆が役立ちます。絵の具を混ぜるためのパレットや、余分な水分を拭き取るタオル、ペイント前後の手拭き用にウェットティッシュも忘れずに用意しておきましょう。また、鏡や三脚付きスマホスタンドなどがあると、描きながら確認したり撮影する際に便利です。
描いた後の写真撮影にこだわりたい方は、背景になる布や小物、ナチュラルな照明器具なども合わせて準備しておくと、より完成度の高い記念写真が撮れます。
安心・安全に楽しむための注意点
妊娠中はホルモンバランスの変化や肌の状態が普段と異なるため、ペイントに使用する素材には特に注意が必要です。セルフで行う前には、必ず使用する絵の具でパッチテストをして、肌に異常が出ないか確認しましょう。テストは前腕などの目立たない部分に少量塗って24時間様子を見ます。赤みやかゆみが出た場合は使用を中止し、無理に続けないようにします。
また、ペイントの時間は30分から1時間程度にとどめ、長時間同じ姿勢を取らないようにしましょう。体調が悪くなったらすぐに中断し、無理をしないことが最も大切です。水分補給をこまめに行い、途中で休憩を挟みながら進めるようにすると、快適に楽しむことができます。
描いた後は、できるだけ早めに洗い流すことをおすすめします。乾燥した絵の具が長時間肌に残ることで刺激になる可能性があるため、撮影が終わったらぬるま湯と石けんで優しく洗い落としましょう。
セルフでも可愛く仕上がるデザインとアイデア集
「絵が得意じゃないから難しそう…」という声も多く聞かれますが、マタニティペイントは技術よりも「楽しむこと」が大切です。シンプルなデザインでも、家族の気持ちがこもっていれば十分素敵な作品になります。おすすめのデザインとしては、赤ちゃんの名前(または呼び名)、出産予定日、ハートや星、リボン、花、足あとなどが人気です。
さらに、動物モチーフ(くま・うさぎ・ゾウなど)や、ストーリー性のあるイラスト(赤ちゃんが雲から降りてくるイメージや、コウノトリが赤ちゃんを運ぶ場面など)もSNSでよく見かける人気デザインです。テンプレートをダウンロードしてトレースすれば、絵が苦手でも安心です。クレヨン風の柔らかいタッチで描いたり、ステンシルを使って型抜きする方法もあります。
家族みんなで楽しめるマタニティイベントに
セルフでマタニティペイントを行う場合、ぜひ家族全員で取り組んでみてください。上の子がいれば、絵の具でお腹に手形を押してもらったり、簡単な模様を一緒に描いたりするだけで、大切な記念になります。パートナーが絵を描き、妊婦さんが笑顔で応えるという共同作業の時間は、赤ちゃんが生まれた後も思い出話として語り継がれるはずです。
お腹に描かれたアートは、赤ちゃんが成長してから見せてあげることもできます。「あなたがお腹にいたときに、こんな絵を描いたんだよ」と話すことで、子どもにとっても嬉しい記録になるでしょう。
SNSでのシェアと記録としての価値
完成したマタニティペイントを写真に収めたら、ぜひSNSでシェアしてみましょう。Instagramでは「#マタニティペイントセルフ」「#ベリーペイント記録」「#妊娠中の思い出」などのハッシュタグが人気です。他のママたちの投稿を参考にするのもよいですし、自分の作品が誰かのインスピレーションになる可能性もあります。
また、撮影した写真はアルバムやフォトブックとして残しておくと、将来的に子どもと一緒に見返せる貴重な家族の記録になります。簡単な一言メッセージやそのときの気持ちも添えておくと、より感動的な仕上がりになります。
まとめ:セルフでのマタニティペイントは幸せな記録をつくる第一歩
マタニティペイントをセルフで行うことは、金銭的な面だけでなく、家族で過ごす時間、そして何より妊娠期間という限られた時間を大切に過ごす手段として非常に意義があります。完璧なアートである必要はなく、楽しみながら行うことがもっとも大切です。自宅で、気の合う家族やパートナーと一緒に、自分だけのマタニティアートを描いてみてください。そこには、たったひとつのかけがえのない物語が生まれるはずです。
深谷市・本庄市でマタニティーペイントをするなら
本庄市にあるBOB’s PAINTでは、
自宅併設の「マタニティ専用のアトリエ」で
ベリーペイントから撮影まで一貫して行なっております。