妊娠中の時間は、赤ちゃんと過ごす「最初の思い出」となる特別な日々です。身体の変化に驚きや喜びを感じながら、少しずつママになる実感が芽生えていくこの時期に、最近注目されているのが「ボディペイント」です。特に妊婦さんのふくらんだお腹に描くアートとして、「妊婦のボディペイント」や「ベリーペイント」とも呼ばれるこの体験は、国内外で広がりを見せています。お腹に花や天使、赤ちゃんへのメッセージなどを描き、写真に残すことで、妊娠という限られた時間を一生の記念にできるのです。
本記事では、妊婦さんに人気のボディペイントについて、その魅力や実際の体験、費用、安全性、セルフで楽しむ方法まで、たっぷりとご紹介します。これから赤ちゃんを迎えるあなたが、より心豊かに妊娠期を楽しめるようなヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
妊婦さんの間で注目される「ボディペイント」とは?
妊娠中の女性たちの間でじわじわと人気が高まっている「ボディペイント」は、お腹にカラフルな絵を描くことで妊娠の記録や赤ちゃんへの思いを可視化し、出産までの時間をより前向きに過ごす手助けとなるアート体験です。特に妊娠後期に入ると、赤ちゃんの成長とともにお腹のふくらみも大きくなり、そのふっくらとした丸みがまさにキャンバスのようになります。その形を活かして、花や動物、天使、星座などさまざまなモチーフが描かれ、一枚の絵として仕上げられていきます。
このようなボディペイントは、欧米では「マタニティペイント」や「ベリーペイント」として知られており、赤ちゃんとの初めての共同作品とも言える特別な記録となっています。日本でも最近はSNSでの発信や、フォトスタジオのプランに組み込まれることで一般的になりつつあり、「妊娠中の記念にやってみたい!」という声が年々増えてきています。
ボディペイントが妊婦さんの心に与えるポジティブな効果
妊娠中というのは、身体や心の変化が大きい時期です。期待と不安が交錯し、体調の浮き沈みや気分のムラを感じることも多いでしょう。そんな中でボディペイントは、妊婦さんの心を穏やかにし、自分の身体と向き合うきっかけを与えてくれます。普段、自分のお腹をじっくりと見つめることは少ないかもしれませんが、ペイントを通して「この中に命があるんだ」と実感することができ、母としての自覚や愛情が深まるのです。
さらに、絵を描いてもらっている間はアーティストとの会話を楽しんだり、胎動を感じたりする時間になり、「赤ちゃんと一緒に今を楽しむ」という意識が自然と芽生えてきます。リラクゼーション音楽を流しながら施術を受けると、まるでスパのような心地よさを味わえることもあり、緊張や不安がほぐれる時間にもなります。
人気のデザインとモチーフに込められた意味
ボディペイントのデザインには、妊婦さん一人ひとりの想いが込められています。最も定番なのは花をモチーフにしたデザインで、ひまわりや桜、ガーベラなど明るく華やかな花は「元気に育ってね」「花のように優しく育ってほしい」といった願いを表しています。その他にも、星や月といった宇宙のモチーフは「未来に羽ばたく子になりますように」、天使の羽は「あなたを見守っている存在がいるよ」というメッセージが込められることがあります。
中には、お腹の赤ちゃんの名前や出産予定日を記す方も多く、自分だけのオリジナルペイントとして世界に一つの作品となります。また、干支や季節にちなんだイラストを取り入れることもあり、たとえば冬に撮影するなら雪の結晶や雪だるま、夏なら海やヒマワリといった季節感のあるモチーフを選ぶと、より記念性が高まります。兄弟姉妹がいる家庭では、上の子が一緒に絵を描いたり、手形を押したりして、家族の絆を感じるデザインに仕上げることもできます。
どのタイミングでボディペイントを行うのがベスト?
ボディペイントを行う最適なタイミングは、妊娠28週から36週ごろの妊娠後期です。この時期はお腹の大きさが安定していて、絵を描くのにちょうど良い丸みが出ているため、ペイントが映えるという理由があります。さらにこの時期は体調も比較的安定しやすいため、無理なくイベントを楽しむことができます。
ただし、36週以降になると出産のリスクが高まるため、予定日ギリギリは避けた方が安心です。また、妊娠中は体調が変わりやすいため、当日の様子を見ながら無理のない範囲で行うことが大切です。ペイントの予約を入れる際には、キャンセルや日程変更が可能かどうかも事前に確認しておくと安心です。
妊婦さんの肌でも安心?使用される絵の具の安全性について
妊婦さんに使用するボディペイントの絵の具は、安全性に細心の注意が払われています。一般的には、水性でアレルギーを起こしにくい絵の具が使われており、無香料・無添加、食品由来の成分をベースにした製品なども多く採用されています。中には化粧品と同等の基準で作られている絵の具もあり、皮膚の敏感な方でも安心して使用できます。
とはいえ、妊娠中の肌は通常よりも敏感になっている場合があるため、事前にパッチテストを行ったり、使用前に医師に相談するのが望ましいでしょう。アレルギー歴がある方や、アトピーなど肌トラブルを抱えている方は、事前にアーティストに伝えておくことで、より配慮のある施術を受けることができます。
撮影とセットで残すマタニティフォトの魅力
ボディペイントの多くは、マタニティフォトとセットで行われます。完成したペイントを美しく記録に残すために、プロのカメラマンによる撮影を行うことで、まるで芸術作品のような一枚に仕上げることができます。撮影スタジオによっては、おしゃれな背景セットや衣装、小物が用意されていて、自分では撮れないようなクオリティの高い写真が手に入ります。
また、写真はアルバムにしたり、年賀状や出産報告に使ったり、スマホの待ち受けにしたりとさまざまな形で活用できます。赤ちゃんが成長した後に「お腹の中にいた頃の記録」として見せてあげることもでき、家族の宝物になります。ペイント+撮影は、妊娠という短くも貴重な時間を切り取る最高の記録方法だと言えるでしょう。
気になる費用の目安と予約時のポイント
ボディペイントの料金は、施術内容や地域によって幅がありますが、相場としては1万円〜3万円前後が一般的です。この中にはペイント代、撮影代、衣装レンタル、データ納品などが含まれることが多く、スタジオによってはヘアメイクや家族撮影がオプションで加えられることもあります。
人気のスタジオやアーティストは予約が取りにくいこともあるため、妊娠中期ごろにはリサーチを始めて、余裕をもって予約を入れるのがベストです。出張ペイントを希望する場合には、移動費用や滞在費などが別途かかることもあるので、事前に詳細な見積もりを取り、納得した上で依頼することが大切です。
自分でできる?セルフボディペイントの楽しみ方
最近では、セルフボディペイント用のキットも通販で手に入りやすくなっています。肌に優しい水性絵の具、筆、スタンプ、テンプレートなどがセットになっていて、自宅で気軽にボディペイントを楽しめるのが特徴です。自分自身で描いてみるのも良いですし、パートナーや上の子にお腹に絵を描いてもらうことで、家族で楽しめる時間にもなります。
セルフで行う場合は、照明や鏡をうまく使って描きやすい環境を整えることが大切です。また、体調が良いときに無理なく行うこと、使用する絵の具の安全性をしっかり確認することも忘れてはいけません。セルフペイントをスマホで撮影してアルバムに残したり、SNSでシェアすることで、同じ妊婦さん同士の交流にもつながる楽しさがあります。
妊娠中の特別な記録としてのボディペイント
ボディペイントは、お腹に命を宿している妊娠中の限られた時間にしかできない、かけがえのないアート体験です。母としての自覚や赤ちゃんへの愛情を、色や形にして表現することは、記念としてだけでなく、自分自身への肯定感や心の安定にもつながります。毎日少しずつ変化する身体の中で、「今ここにいる命」を感じながら行うボディペイントは、単なるイベントではなく、大切な心の儀式のような意味合いを持っているのかもしれません。
妊娠中の思い出として、赤ちゃんへのラブレターとして、ぜひボディペイントという選択肢を取り入れてみてください。あなたの想いがこもったその絵は、きっと何年経っても色あせない特別な記憶になるでしょう。
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